引用元:週刊少年ジャンプ33号
週刊少年ジャンプ33号では、「僕とロボコ」が4周年を迎え、盛大に記念している表紙からスタートします。
懐かしくジャンプの連載時にとても好きでいたNARUTOやバクマン。など様々な人気作品をオマージュした内容が描かれていることが多くとても読みやすい漫画です。
そんな4周年をお祝いしている週刊少年ジャンプ33号に掲載されている「ONE PIECE1120話 “暴(アトラス)”」の内容についてこちらの記事では、ネタバレを含めて紹介しています。
過去からの声
引用元:週刊少年ジャンプ33号「ONE PIECE 第1120話」
1120話の始まりは若かりし頃のベガパンクとニコ・ロビンの故郷オハラの考古学者クローバー博士とのやり取りの回想から始まります。
ベガパンクが政府の研究者となった頃の26年前のパンクハザード。この頃はきちんとした研究所もあり、緑のある様相です。
クローバー博士はベガパンクに一緒に「空白の100年」を研究してもらうよう頼みに来ています。
しかし、政府の科学者となってしまったベガパンクは何のデータも渡すことができないと断ります。
なぜそこまで「空白の100年」に執着し、研究を続けていたのかここで明らかになりました。
実はクローバー博士も隠し名“D”の名前を持ち、本名は、“クラウ・D・クローバー”であることが明かされました。
本名であるDの名を口にしただけで実の兄が殺され、「生まれて名乗っただけで死ぬ人間がいてたまるか‼︎」とベガパンクに訴えかけます。
話を聞いたベガパンクはそれでも研究の協力はせず、気をつけるよう告げるのみでした。
引用元:週刊少年ジャンプ33号「ONE PIECE 第1120話」
そこから4年後、同じくパンクハザードに1つの情報が届きます。
オハラにバスターコールがかかり、ロビンのみが生き延びましたが、「空白の100年」を調べようとするとこうなるぞと見せしめを含めた大量殺戮が起こってしまいました。
脱出を試みるよりも古い文献を後世に残すことを決断したオハラの考古学者の研究はそんなに重要なことなのか、確認したくてもできない現実に悲しみ涙するベガパンク。
「過去から声が聞こえて来る」
ベガパンクがクローバー博士の意思を汲み取った言葉だと思われます。
歴史は“勝者”が語り継ぐもの。“敗者”は正しい事実でも負けてしまったら声は小さく正しく語り継がれない。その事実に行き着いたベガパンクは過去の犠牲から見出すことができたととても深い話が展開されています。
その後も現在のエッグヘッドの配信に繋がります。
“暴(アトラス)”の覚悟
引用元:週刊少年ジャンプ33号「ONE PIECE 第1120話」
ここから一転して、現在のエッグヘッド研究層(ラボフェーズ)にいる麦わらの一味の船の場面に移ります。
ここでは脱出したくても、五老星の1人ナス寿朗聖によって阻まれ、脱出に渋っている様子が窺えます。
ベガパンクの“悪(リリス)”は「あの馬ジジイをどかさん限り…」と強い口調で船を飛ばすことを阻みます。
サニー号の「クー・ド・バースト」で飛び出しても馬ジジイによって少しでも助走速度を落とされたら失速してしまい、海面に船が着地できないことを心配しています。
そこへ突如“悪(リリス)”と同様のベガパンクの1人“暴(アトラス)”が背後からリリスに殴りかかります。
「カチッ‼︎」という音と共にリリスの頭部のスイッチを切ってしまいました。
パンクレコーズを共有し、監視を続けている“欲(ヨーク)”へ死んだように見せかけることが狙いのようです。
引用元:週刊少年ジャンプ33号「ONE PIECE 第1120話」
暴(アトラス):「リリス」頼む‼︎! 飛べ‼︎!障害はおれが排除する‼︎
一言残し、ナス寿郎聖の方へ向かい、立ち向かいました。
アトラスの意思を察した麦わらの一味は、「クー・ド・バースト」により海へと飛び出しました。
ナス寿郎聖に敵わないことは分かっていながらも立ち向かい、おまけにサービスとして自身の自爆による爆風を利用し、サニー号の勢いを増幅させました。
多くの犠牲を払い、なんとか海へと脱出を進めた麦わらの一味でしたが、このエッグヘッドでの戦いは次へと進む大きな流れになっていますね。
鉄の巨人“エメト”奮闘
引用元:週刊少年ジャンプ33号「ONE PIECE 第1120話」
ここからは場面が変わり、ルフィやボニー達率いる巨人族と五老星、鉄の巨人“エメト”との戦いに移ります。
エメトと会話をするニカの姿のルフィとのやり取りが描かれていますが、鉄の巨人が俊敏にルフィにツッコミを入れているシーンがあります。
エメトはルフィをジョイボーイと認識しており、ジョイボーイがなんのことか分かっていないルフィと話が噛み合っていませんが、ルフィ達を守るために戦うことを喜んでいる様子が描かれています。
鉄の巨人は2つのものを守っており、ルフィ達一向の脱出とベガパンクの世界への配信を未だ守り続けています。
このルフィとエメトの会話は、2人にしか通じ合っておらず、海王類や“ゾウ”の時と同様にジョイボーイに対するルフィにしか聞こえないようです。
引用元:週刊少年ジャンプ33号「ONE PIECE 第1120話」
今までルフィ達や巨人族の脱出を阻んできた五老星でしたが、ここでベガパンクの配信の元である配信電伝虫を先に対処することを決め、標的をエメトに変えていきます。
五老星のピーター聖とウォーキュリー聖の2人を相手どり戦うエメトでしたが、800年以上も前に動いていた鉄の巨人であり、錆びついているのが当然ですね。
攻撃を仕掛けようにも錆びれて攻撃できず、苦戦を強いられます。
引用元:週刊少年ジャンプ33号「ONE PIECE 第1120話」
そんな中、エメトは焦る訳でもなく何か落ち着いた様子です。
ジョイボーイと何やら決め事があり、いざという時に使用するものがあるようです。
敵である五老星2人からルフィ達を守るための今こそが「イザッテトキ」だと確信し、戦う様子が描かれています。
最後にベガパンクの配信で、「皆もう気づいているとは思うが…私は未来をーこう結論づける‼︎」と話し出すところで終わってしまいます。
続きが気になる終わりかたがしばらく続いていますね。
まとめ
こちらの記事では、ONE PIECE 第1120話「暴」の内容をネタバレを含めて紹介してきました。
まだまだ謎が残ることだらけですが、一つ一つ明らかになっており、着実に最後の島“ラフテル”や“ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)”へと繋がっていますね。
今後“暴(アトラス)”から残された“悪(リリス)”がどのように影響してくるのか、鉄の巨人“エメト”とジョイボーイの関係など様々なことが明らかになってくるかと思います。
次回の続きやONE PIECEの世界観を一緒に楽しんでいただけましたら幸いです。
コメント