社会人になり、ある程度お付き合いをしていくと話の話題にもなる「ふたり暮らし」
長く一緒にいたいと思う気持ちが高まることで始まる同棲も,必ず付きまとうのが「お金」の問題です。
この記事では、同棲を始めたいけど初期費用はいくらいる?という疑問に対する内容を実際に私が経験したことも踏まえて紹介しています。
目次
同棲初期費用の相場
率直に言いますと、初期費用の相場はピンキリです。
住む予定の都道府県や地域、同棲する2人の収入、購入する家電や家具のどこに重きを置くかなどによって大きく異なってきます。
一般的には、「100万円前後あれば同棲を始められる」と言われることがあり、私も実際言われたことがあります。
では、初期費用に100万円なければ同棲できないのかと言えばそんなことはありません。
住む予定のエリアでも大きく異なるため、まず住みたいエリアの家賃相場を確認してみることがとても重要です。
都道府県で一番家賃が安いとされているのが、山形県。
一番高いとされているのが、東京都です。
同棲する2人の収入によっても月々支払える家賃が異なってくるため、それによって初期費用もどのくらいにするかの目安が立てられます。
場合によりますが、初期費用は月々の家賃のおよそ8〜10倍はあればなんとかなると言われることもあります。
家具家電にこだわりたいとなれば当然初期費用も高くなります。
物価の高騰に伴って、年々家賃や家具家電の相場が高くなっています。もちろんそうなってきますと初期費用も一概にはいくらと言えなくなってしまいます。
まずはどのあたりで、どのような生活レベルを維持していきたいかを同棲するふたりでよく考えてみましょう。
私の実体験
私の時は、50万円あれば一人暮らしは余裕だし、2人でなら折半できるから絶対できると言われたこともありました。
その反面、初期費用に100万円くらいなければ生活必需品が揃えられないからあった方が良いと言われることもありました。
もちろん人それぞれ生活レベルに差はありますし、重要視するところも違います。
実際私は2回同棲しています。
私の場合…
◯1回目は、月収手取り30万円ほどの相手と2人合わせて、120万円ほど遣いました。
家賃が8万3千円ほどで、家具や家電、調理器具など生活用品に特に重きを置いてこだわりを持ったものを買い揃えました。
◯2回目は、月収手取り15万円ほどの相手と2人合わせて、60万円ほど遣いました。
家賃は6万7千円ほどで、生活必需品などは実家から持ち寄れるものは持ち寄り、これからの生活のために初期費用は抑えておくことを検討していました。
このように初期費用の金額の相場は50万円〜100万円以上と幅広く、ピンキリとなります。
同棲始めるために何が必要?
同棲を始めるとなりますと必要になってきて,支払いが発生するものがいくつもあります。
ある程度何にいくらくらい必要か把握できますと,今後の初期費用の目安になるかと思います。ぜひ1度確認してみてください。
賃貸契約費
家賃2〜3ヶ月分+@で,仲介手数料や保証料,鍵交換費,クリーニング代,火災保険料,場合によっては敷金,礼金,雑費(手数料や防災用品代)などなどが発生します。
家具・家電代
一人暮らしならそこまで気にしなくとも,必要となれば家具家電量販店へ購入に行ったり,その都度通販でポチポチすればなんとかなるため初期費用に含めなくても済むものもいくつかあるかと思います。
それが異性の相手とふたり暮らしを始める場合は,勝手が違ってきます。
ベッドやテーブル,冷蔵庫や洗濯機,様々なものが大きめの物を購入する必要があり,初めに中途半端な物を購入してしまいますとストレスに繋がってしまいます。
同棲を共にする相手とよく考えて,一緒に暮らす想定をしながら購入を進めましょう。
引越し運搬費
荷物の運搬を引越し業者に依頼するとなりますと,引越し運搬費が10万円前後は発生します。
引越しする距離や時期,荷物の積載量などでも金額は変わってきます。
引越し業者を利用せず,レンタカーなどを借りる場合にも費用が必要となりますので,どのように引越し作業をするかも前もって検討しましょう。
初期費用を抑えるための必須項目
初期費用は抑えようと思いましたら,いくらでも抑えられます。
どこに重きを置いて,妥協点をつけるかをよく考えましょう。
同棲は初期費用を支払えば終わりではありません。今後の月々必要になるお金と要相談して初期費用を検討していきましょう。
初期費用を抑えたいとなりましたら,考えるべき必須項目を挙げていきます。
家賃代
初期費用を抑えようとした場合,簡単に大きく抑えられるのが家賃です。
初期費用に掛かってくる費用はほとんど家賃の何ヶ月分と上乗せされていきます。
家賃の安い部屋・条件選びをすることで初期費用を大きく抑えることができます。
引越し業者の利用の有無
引越し業者を利用するかどうかでも大きく変わってきます。
私の場合,少しでも抑えたかったため,何回でも往復してやるくらいの気持ちで,すべてマイカーで何度も実家と同棲先を行き来しました。
大きな家電などは,購入時にきちんと運んでくれるのかなどを確認することを忘れず,少しでも運ぶ手間と量を調節することを意識してみましょう。
1月〜3月頃は特に引越しする人,学生や社会人で新しい生活を始めようとする人が多いため,キャンペーンをしていたり,安く対応してもらえたりすることもあります。
敷金・礼金・仲介手数料
最近では,多くなっており,テレビのCMでもよく目にするかと思いますが,敷金・礼金ゼロという物件を選ぶのがおすすめです。
この敷金・礼金は家賃の何ヶ月分と請求されることが多く,金額としては高めとなります。
ここで注意しないといけないことが,敷金・礼金ゼロとあり安心してはいけません。
ゼロとあっても、退去時にはその分クリーニング代や修繕費が発生しますよとなる場合がほとんどです。
最近の相場では,退去の際に5万円支払ってくださいねと言われることが多いかと思いますが,私は5万円で良いと言われていたところ,退去時5万円+で16万円支払わされました。
悪徳な業者ですと,難癖つけて,壁紙もすべて張り替えるから〜や、入居時写真や動画を撮って傷や汚れの確認をしていましたが,「この写真や動画が本当にこの位置のものか分かりかねますね」などと言われ,高額請求をされてしまいました。
あなたもぜひ「ゼロ」に惑わされないように気をつけてください。
家具・家電
いざお付き合いしている相手と新生活を始めようとなれば,一緒にこだわりのものを新しく購入したいという気持ちはすごく分かります。
ですが,節約のためにちょっと我慢をして,中古で安いものや実家からもらえるものはもらってしまおう精神を大事にすることも初期費用を抑えるためには重要です。
使えるもの,持って行ける物は,同棲する相手とよく相談して何が必要かを考えてみましょう。
まとめ
同棲をするために必要な初期費用について紹介しました。
一緒に同棲する相手とどんなお部屋で何が必要で,どういった感じにしていこうなど今後のことを考え合うのはとても幸せな時間です。
物価高の世の中でもあり,お金の問題は今後もずっと付きまといます。
抑えられるところはしっかり抑えて,こだわるところはたくさんこだわってお互いに納得し合える楽しい同棲生活を目指しましょう。
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