人気急上昇中の漫画「アオのハコ」
週間少年ジャンプで2021年4月12日から連載開始されており、早くも3周年を迎えました。
作者の三浦 糀先生の作品ですが、主人公の表情や普段の日常がとても清々しく表現していて今青春真っ只中の方にも、あの頃は良かったと青春時代を謳歌したどんな世代の方にも楽しんでもらえる作品になっているかと思います。
この記事では、週間少年ジャンプ16号(2024)で3周年を迎えたアオのハコの141話、思わず「こんな恋愛したかった!」と感じさせられる内容を紹介します。
「アオのハコ」概要
高校1年生で、男子バドミントン部に所属している主人公の「猪股 大喜(いのまた たいき)」は、日々朝練からバドミントンの練習に明け暮れていた。
同じ体育館で、他の誰よりも早く、同じように練習をしていた女子バスケ部の1つ年上の先輩「鹿野 千夏(かの ちなつ)」と出会い、千夏に大喜は片思いをするようになる。
そんな中、千夏の両親が海外へ転勤することとなり、引っ越すことに。その情報を聞いた大喜は悲しみの中家に帰ると、引っ越したはずの千夏先輩が。
両親同士が親友だったという繋がりから一つ屋根の下同居することになる。
片思いの相手の千夏がバスケでインターハイ出場を目指すため、両親と共に引っ越しをせず残ることを知った大喜は、千夏にふさわしい男になるべく、バドミントンでインターハイ出場を目標にさらに練習に熱を込めていく。
同じ目標を持ち、日々切磋琢磨していくうちに千夏も大喜に恋しているのか感じつつもはっきりしないまま、過ごすようになる。千夏への気持ちを抑えきれなくなった大喜から告白され、千夏も「私も好き」と返事をし、親や友達にも内緒で付き合うこととなる。
そして高校2年生となり、インターハイをかけた大会に挑み、相手は今までお世話になり、鍛えてくれた針生先輩との戦いへ。
141話「がんばれっ」では、そんな針生先輩との戦いの中、大喜と千夏の2人の繋がりの強さがとても現れています。
インターハイをかけた先輩との熱戦
今までお世話になってきて、日々部活で指導してくださった針生先輩とのバドミントンのインターハイをかけた熱戦。
最初の1ゲーム目は、なんと大判狂わせで大喜が先取。
ここまで先輩と互角に戦えるようになった感謝を抱く大喜。
反対にここまで強く育った後輩に嬉しくも思いつつ、絶対に負けられない先輩の意地をみせると決心する針生先輩。
本気のぶつかり合いとなり、第2ゲームは針生が。針生のリードとなる2ゲーム目だが、大喜は押されつつも最後まで諦めない様子を見せる。
最後の第3セットを決めた方がインターハイの出場決定となる場面へ。
バドミントンは、「自分のせいで、自分のおかげ」
第3セットが進み、針生先輩のリードとなり、苦しい展開となっていく。
そんな中、千夏は大喜が言っていたある言葉を思い出す。
「好きなんですよね。コートに立って、全責任がのしかかってくる感じ」
「勝っても負けても、俺のおかげで俺のせいなんです」
引用元:週間少年ジャンプ16号(2024)
すべてを1人で背負うプレッシャーを一緒に戦えたらと願う千夏。
相手のことをお互いに考え合える存在ってとても素晴らしいですよね。
ですが、一緒に戦えたら良かったと感じることは図々しいことだと思った矢先に大喜は、なぜか右足をさすり、気にしだす。
千夏の感動
苦しい展開の中、右足をさすっている大喜をその場の誰もが足を痛めて怪我でもしたのか?と心配になる。
引用元:週間少年ジャンプ16号(2024)
分かる人には分かる展開に。右足にはちらっと見えた千夏が渡したミサンガが。
苦しい中、一緒に戦っている、力を千夏にもらっているという表現の現れでした。
この時点で思いの通じ合っている2人「こんな恋愛したかった‼️」と思いたくなるポイントですね。
また、大喜の心理を察した千夏の表情がこちらです。
引用元:週間少年ジャンプ16号(2024)
三浦先生の描写がとても素敵です。
アオのハコでは、他の話でもキャラの表情の表現が、気持ちが伝わってくるものばかりです。
嬉しくてたまらず感極まった千夏は、最後に叫んでしまいます。
引用元:週間少年ジャンプ16号(2024)
周りの親友でもこんなに熱くなっている千夏を見たことがない様子。
ましてや、2人の付き合っているという事実を知っているのが一部の親友のみの中、これはまた今後の展開に繋がって来そうですね。
まとめ
この141話の1話分を読んだだけでも「こんな恋愛したかった」という気分にさせられますが、「アオのハコ」の作品は本当に1話から読んでみて、そう思わされる話ばかりです。
学生のあなたはまだ間に合います!大喜と千夏のような恋愛ができるといいですね。社会人になったあなたでもこちらの作品は、共感できる方、羨ましいと感じる方様々で、懐かしい青春を思い浮かべるきっかけになるかと思います。
ぜひあなたも「アオのハコ」を読んで「青春」を見つけてみてください。
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